巡り合い*辻まこと「山で一泊」

辻まことの本を以前読んだとき、わたくしはその絵と文体にすっかり魅了された。
辻まことの著作については、色々な人がすでに色々なところに書いているようなので、
わたくしなどが出る幕はないのだけれど、「まぁ!本当に曇りのない」、
というのがわたくしが受けた第一の印象。

明るいとか、大らかとか、そういう意味ではない。
暗いとか、偏屈とか、そういう意味でもない、念のため。

底知れない深い湖に、漣の一つも立てずありのままを映している。
作為の感じられない、しかし、純真一辺倒ではない正直な大人感。

そんなイメージ。
こんな人が、友達にいたらとても素敵だ。
と、大それたことを考えてみる。

大それた妄想は脇に置いておいて、わたくしはこの人の本と巡り合えただけで幸せ。

先日、書店とは全く無関係のところでこれを見つけたときは
嬉しくて嬉しくて、即決で買ってしまった。

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折に触れ、じっくりと読み返したり眺めたりしたいものだ。

わたくしは山登りをするわけではないのだけれど、
こんなふうに講釈なく物事を楽しめるのは、きっと本当に
そのことが好きなんだろうな、と思う。

本当に好きなことについて語る時、ただ、そのことを語るほかに
説明なんか要らないのだ。

***

わたくしは、「ウォールデン」とか「白夜の旅」、あるいは「ブルーキャッスル」などの本が好きだ。
というのは、その本に出てくる風景が好きなのかも知れないと思う。

枝を渡る風の音、輝く湖面、何者かが落ち葉を踏む音、そして小枝の折れる音。
風の奇襲で舞い上がる色とりどりの枯葉たち。どんよりと曇る冬の空に舞う白い雪。
森には不思議な音や光景が満ちている。

いつか借景でもいいから、またそんな森のようなところに住みたいと思う。
願えば叶うと信じて、秋の公園を森に見立ててそぞろ歩く(笑)。

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石神井公園の秋

今もあるかどうか分からないけれど、昔、井の頭恩賜公園の中に「落ち葉のプール」というのがあった。
当時わたくしはもう、子供と呼ばれる年齢は既に脱していたので、
そこにダイブしてみたいと思いながら、ついに果たせなかった。
あの時、恥じらわずにやっておけば良かったと、今になって後悔している。

今日も ふと、積もる落ち葉に寝転んでみたいと思いつつ、
ついに人目が気になり、出来ないオバサンなのだった。
あぁ、これが自宅のバックヤードであったなら。なんてね。

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でも くるくると舞いながら降りてきた 枯葉をひとひらキャッチ♡

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裏側には小さな実が三つ、ついていました。
何かいいことありそう。ふふふ♪







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by noburinng | 2017-11-27 08:30 | 漫歩*sozoroaruki | Comments(0)

今日もいい風が吹いている。


by のぶりん
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