美しさの色々。

昨日は久しぶりにいつもの公園に行きました。
もう紅葉はすっかり終盤を迎えておりましたけれど、
それはそれなりの美しさがあると、わたくしは思っています。

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わたくしたちの周りは人工的なもので満ちているのだけれど、
こういう自然の巧まない美しさというのは、瞠目に値いする。

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物を少なくしたり、整理整頓したり、そんな暮らしがバカバカしくなるほどだ。

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こんなに落ち葉が散り敷いていても、全然散らかった印象がないのだから、
わたくしも落ち葉の公園を根城にする、一羽の鳥になってみたい気がする(笑)。

***

ひところ「生涯現役」なんていうフレーズが、呪文のように言われておりましたけれど、
ある意味、迷惑な話だな、なんて怠け者のわたくしは思っておりました。

最近は めっきり物覚えも悪くなり、ちょっと無理をすると体に負荷がかかり、
こんなんで「生涯現役」なんてとても無理だと思う。
呪文のように巷で言われていた「生涯現役」は、若い頃と何ら変わらず働く、
というのとは きっときっと違う意味なんだと思いたい。

わたくしが思うに、落葉樹の葉のような人生は素敵だ。

若い頃は光をいっぱい浴びて栄養を取り入れ、輝く太陽の親友。
人生の秋が来ると、活動をやめて本体を枯らさないことに専念する。

葉っぱは最後に美しい色で有終の美を飾り、
錦の緞帳、そして絨毯となったあとは、土に還って再び本体の栄養となる。

春には新しい芽を出し、新しい人生の始まりだ。

その時々に、できることを精いっぱい。
過去の栄光にしがみつかない生き方は、潔くてとてもいい。
今は今なりの、素晴らしい時間と役割があるのだから。
過去に固執すると、今が見えない見苦しい人になってしまう。

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中年期に入った茶色の落ち葉も、とても美しいと思う。
色だけではなく、自然界が生んだ美しい形。
龍田姫が織るのは 錦だけではないのだと気づく。


空もまた同様に、青い空だけが美しいわけでもないように思う。
これは個人の好みの問題なのだけれど、わたくしは雪が降りだす前の、
どんよりとした鉛色の空が好き。北欧やイギリスに行ったことはないので、
本当のところは分からないけれど、きっと私の好きな空があるのではないかと思う。

降り始めの、最初のひとひらを見つけられるはずもないのだけれど、
そんな期待を込めてしまうような空。

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何の木か知らないのだけれど、冬の空を背景に、
地味な色の実をつけたままの枝は、
それなりに美しく、心が和む気がする。

自然界も陽の当たる場所、当たらない場所があり、
そうやって、美しい森を保っているのだな、と思う。

わたくしも落葉樹を見習って、これからの日々を考えて行きたいものだ♡












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by noburinng | 2017-12-17 10:55 | 漫歩*sozoroaruki